付加価値と最後のひと押し

しばしばお店には、全国の旅館から営業がやってきます。
お部屋をリニューアルしましたとか、大浴場に露天風呂を新設しましたとか、新しい団体様向け企画、旬の会席料理写真の案内など、お客様からこちら方面への温泉に引き合わせがあればどうかよろしくお願いします、というような次第です。

昨日やって来られたのは、四国の琴平から老舗旅館「K」。
高級志向が売りの上品な旅館で評判もよく、当社もおすすめしている旅館です。
その折にお話したのですが、つとに「サービスの付加価値」が言われて久しくなりますが、特に最近は旅館の施設や料理が少々豪勢なくらいでは、なかなかお客様のお目に適わない時代になりました。
このK旅館にとどまらず全国的に言えることですが、もう昔の老舗の肩書やブランド、「プロが選んだ名旅館百選」等に掲載されたりだけでお客様がどっと来館される時代ではなくなった。
今はインターネットで口コミやSNSを使っての情報交換という新たな機軸が現れました。身元も知らない赤の他人である利用者同士が直接意見や感想を交わし、またそのやりとりに興味を持った不特定多数の人達が自由に閲覧しそれを基に判断できるのです。

このようなシビアな時代に旅館も、またご紹介する我々旅会会社も、それプラスアルファ、やっぱり行きたい、泊まってみたいと心を引き惹きつける決め手となる魅力「もうひとつ何か」があるかないか。
それが内容に比べて宿泊代金の「格安感」である場合もあれば、ちょっとした宿からの心遣いを感じられる「特典」であったり、また周辺の特産物や観光地と組んだ「企画力」であったり、魅力を引き出す方法は様々あります。
どんなアイデア(付加価値)がニーズ(お客様の心)をぐっと掴めるか。
大変難しい課題ではありますが、旅行会社としても最終的にそれが、

「この旅館はいいですよ、是非おすすめします!」

とお客様に自信を持って言い切れる最後のひと押しに他ならないのだと思います。

 

 

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